「青菜」







青菜

 

size=4> 真夏の夕方、仕事の済んだ植木屋。

size=4> 出入り先の主人に良く冷えた「柳影」

size=4> (みりんと焼酎を混ぜ合わせた冷酒)

 と鯉のあらいをご馳走に成った。

 

 
山葵(わさび)を食べるのがはじめての植木屋、

size=4> 主人から山葵を勧められて、大量に食べて仰天してしまう。

size=4> 主人から「口直しに青菜を」と青菜を食べるかと勧められる。

 

size=4> 奥さんが「鞍馬から牛若丸が出でまして、名も九郎判官」と云うと。

 主人が「義経」と答える。

size=4> 隠し言葉で「菜は食ろうてしもうた」と云うのを「名も九郎判官」に掛けて云ったので、

size=4> 「よし解った」を「義経」と洒落て答えたとの事。

 

size=4> この粋さに感動した植木屋、家に帰って、女房に言いつけて御大家の真似事をしようとする。

size=4> 風呂に誘いに来た大工に柳影ならぬ、普通の焼酎を呑ませ、おからの炊いたのを、鯉の洗いと云って勧める。

size=4> 何とか青菜を勧める処までは付き合ってくれたが、

 

size=4> 隠し言葉の処で、女房が「鞍馬から牛若丸が出でまして名も九郎判官義経」と云ってしまう。

size=4> 云う事が無くなった植木屋、思わず「弁慶」。

 

 


| 落語こぼれ話 | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
執心「愛宕山」
幇間(たいこもち)の一八、
今日も旦那の御伴で、芸者や舞妓と京都にある山、
愛宕山(あたごやま)(現京都市右京区)に登る事に成った。

口は達者だが、足はからきし弱い、一八標高1000m近い、登山、何とか山頂に辿り着いた

茶店の前で酒宴と成るが、弁当が乱暴に扱ったものだから片方に寄って、汚くなる

 「こんなもん食われへん」

 一八は怒った

そこで、旦那が取り成す

 土器(かわらけ)投げ、高い山から、谷底へ土器を投げる遊びは面白いと勧める

 「小判が二十枚有る、これ土器と同じ様に放るねん」

 と、小判を土器と同じ様に森の中へ投げてしまう

一八は「あれ取って来ます」と茶店から傘を借りて谷に飛び降りる。

 「怪我は無かったか?」「大丈夫」と 一八は谷に落ちている二十枚の小判を全て拾い上げると、上に登る算段をする


 長襦袢(じゅばん)を裂いて縄を作り、強そうな竹に巻き付け 竹をしなわせ、その反動で上に戻ろうとする。

 「旦那只今」

 「偉い奴や上がって来よったで、それで小判は」

 「あ、忘れて来た」と云う落ち。

 春ののどかな風景が描かれる明るい話ですが命がけで谷に小判を取りに下りた幇間が忘れて来る処に「欲」「執心」に対する戒めが述べられている話です          

 虎谷八語楼 
| 落語こぼれ話 | 21:19 | comments(11) | trackbacks(0) | ↑TOP
「黄金の大黒」日々是好日
 長屋の連中に家主さんから、集まる様にと招集がかかる。
 「家賃の催促とちゃうか」
 三年程前からご無沙汰と云うのは未だ良い方で、
 先祖から御無沙汰の者や家賃て何ですか?と尋ねる者も居る始末である。

 しかし、今回の招集は家賃ではなく、家主の孫が砂遊びをしていると、
 砂の中から黄金の大黒を掘り出した、こんな目出度い事は無い、
 長屋の連中を呼んで祝いをしようと云う事に成った。

 一枚しかない羽織を順番に来て、慣れない挨拶もそこそこに、
 祝宴、無礼講と成る。

 「豊年じゃ、豊年じゃ、百で米が三升じゃ」と唄い出して、囃し立てる。
 すると、床の間に置いてあった大黒が歩いて行く。
 それを見て家主が声をかける。
 「大黒さん、こんなに騒がしいのがお嫌でしょうか?」
 「いやそうでない。百で米が三升じゃと云うておるので、あんまり
 安ならんうちに、踏まえてる二俵売りに行くのじゃ」

 孫が黄金の大黒を掘り当てたと云って、長屋の連中を
 集めて宴を設ける、家主の情が伝わる噺です。
 家賃を滞納しても「出て行け」と怒鳴る家主は落語には
 登場しません、。家主と云えば親も同然、住人は子も同然
 と云う信頼関係が見られる時代の噺だと思われます。

                          虎谷 八語楼
                                hati11gorou@kuc.biglobe.ne.jp


| 落語こぼれ話 | 22:42 | comments(7) | trackbacks(13) | ↑TOP
「犬の目」
 「犬の目」と云う噺
 目を患った男が見方は粗いけれど、速いと評判の
 眼医者で診て貰う。
 その眼医者「悪い所は取り出して修繕してほり込んだら
 良いと」、患者の目をくり抜いて、洗浄するが、
 洗浄し過ぎで、目が膨張して入らない。
 それで、干したら良いと陰干しにするが、
 裏の木戸を開けっ放しにしていたので、
 裏の犬に目を食べられてしまう。
 この犬の目で間に合わそうと、犬の目をくり抜き
 患者の目の代わりに入れる。
 「悪成る前より、よう見える様に成りました。
  暗いところで文字も読めるように成りましたし、
  元々寝付きが悪い方でしたんやけども、直ぐに寝れて
  物音がしたら直ぐに目が覚める様になりました。
  せやけど、困った事が一つ有りますねん、電信柱
  見たら片足が上がりますねん」と云う落ち
| 落語こぼれ話 | 11:20 | comments(99) | trackbacks(1) | ↑TOP
落語について
 八語楼です。

 落語の原点は江戸時代に京都の誓願寺の僧侶
 安楽庵策伝と云う浄土宗の僧侶の方が、
 説法に洒落等を入れた話に始まります。

 落語と仏教の関係について、これから話をさせて
 戴きたいと思います。宜しく

| 落語こぼれ話 | 12:16 | comments(29) | trackbacks(6) | ↑TOP
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